2010.07.30. 金曜日

NY金・銀市況=金は期近が続伸、銀は急反発、下げ渋りで金に買い戻し入る


---------------------------------------
            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
    金     (10/ 8)  1163.8     1169.2      1158.7      1168.4     +  8.0
          (10/10)  1164.2     1170.4      1160.3      1169.8     +  8.8
    銀     (10/ 9)  1750.0     1769.5      1748.0      1761.7     + 17.6
          (10/12)  1759.5     1774.0      1753.0      1766.8     + 17.4
                            
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金          162,695       424,316       538,172        (- 21,894)
  銀           24,560        44,657       118,143        (+    773)  

 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。   
=======================================
・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          10,467.16  -  30.72
      28日  87.43/47   1.2985/88    ・ナスダック          2,251.69  -  12.87
      29日  86.80/89   1.3076/81    ・10年米国債利回り      2.98  -   0.01
・NY原油 (10/ 9)  78.36 + 1.37    ・RJ・CRB指数     270.20  +   4.04
           (10/10)  78.83 + 1.39    ・SPDR保有金残高  1,282.28      0.00
---------------------------------------
 ニューヨーク金は期近が続伸、銀は急反発。終値の前日比は、金が4.4~8.8ド
ル高、中心限月の8月限は8.0ドル高、銀は14.5~17.8セント高、中心限月
の9月限は17.6セント高。
 金8月限は、ドル安や現物の押し目買いで前日の高値を抜いたあと、米失業保険申請
件数の減少による株高で押されたが、株価の急反落でプラスサイドに切り返した。
 銀9月限は、金の下落で押される場面もみられたが、米失業保険申請件数の減少によ
る株高や銅・原油の上昇、金の反発で地合いを強めた。ただ、インサイドデー。      

 ニューヨーク金8月限は、時間外取引を1169.2~1160.7ドルのレンジで
推移、前日比0.5ドル高の1160.9ドルとなった。押し目買いが先行したあと、
ドル安・株高をはやして前日の高値(1165.0ドル)を突破したが、戻り売りで序
盤の安値を下回った。昨日の米耐久財受注の減少を受けて米景気に対する不透明感が広
がり、現物市場で押し目買いが入った。ただ、SPDR保有金残高の減少が続いている
ことから投機資金の流出傾向に歯止めはかからず、市場の先安ムードがうかがえる。  

 立会いは前半、戻り売りが上回って1158.7ドル(1.7ドル安:0.1%)ま
で地合いを弱めたが、米国の株価が下落したことや原油の急伸で1168.9ドルまで
切り返した。ただ、時間外取引の高値にとどかず、買い戻しによる上昇は一服した。米
週間新規失業保険申請件数は45万7000件に減少し予想を下回ったことや、好決算
が続いたことから株価が上昇し、金相場は圧迫されたが、その後株価が急反落に転じた
ことからプラスに浮上した。ただ、SPDR保有金残高の減少が続くうえ、何よりも相
場の下落で買い玉の値洗いが悪化していることから、守勢を余儀なくされた。
 
 金生産では世界最大のカナダ・バリック・ゴールド社は、金相場の上昇や生産・販売
の増加を受け、第2四半期の利益が過去最高を記録した。同社のリージェント最高経営
責任者(CEO)は、「金の相場見通しは非常に強気で、バリックは引き続き恩恵を受
ける」と語った。第2四半期の金生産は前年同期比4%増加の60.33トンだった。
同社は、今年通年の生産見通しを236.36~248.80トンに据え置いた。前年
実績は230.76トン。第2四半期の販売平均価格は1205ドルで、現物平均価格
を8ドル上回り、前年同期を29%上回った。同社は、ドミニカ共和国での金生産は
2011年第4四半期、チリ・アルゼンチン国境付近は2013年第1四半期に開始さ
れる予定とした。                                                              

 CMEグループは、28日の金取引の総出来高が42万4316枚となり、史上最高
を更新と発表した。従来の最高記録は2010年5月25日の40万9842枚。
 
 ニューヨーク銀9月限は、時間外取引を1766.0~1750.0セントのレンジ
で推移し、前日比6.4セント高の1750.5セントとなった。押し目買いが先行し
たあとも、ドル安・株高や金の上昇をはやして地合いを強めた。ただ、金が押し込まれ
たため、戻り売りで上げ幅を削った。
 
 立会いは、弱基調を引き継いで1748.0セントまで押されたが、米失業保険申請
件数の減少や好決算による株価上昇をはやして地合いを強めた。ドル安・原油高や金の
反発、銅の急伸も好感し、時間外取引の高値を抜いて1769.5セント(25.4セ
ント高:1.5%)まで上値を伸ばした。株価の急反落で地合いを後退したが、押し目
買いで戻り歩調となった。ただ、高引けながら、インサイドデー(はらみ足)。
 
 7月28日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比変わらずの1108万5141
オンス、銀も変わらずの1億1055万1404オンス。                          

                    (オーバルネクスト シカゴ/小形一郎)
Tags: NY金, CME, 米失業保険申請件数, SPDR

ご覧の記事は参考になりましたか?

2010.06.08. 火曜日

NY金・銀市況=金は大幅続伸、銀は急反発、ユーロ金の急伸を好感


---------------------------------------
            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
    金     (10/ 8)  1221.1     1241.7      1212.1      1240.8     + 23.1
          (10/10)  1220.5     1243.3      1215.5      1242.9     + 23.2
    銀     (10/ 7)  1744.5     1821.5      1719.5      1816.2     + 86.3
          (10/ 9)  1755.0     1824.0      1723.0      1820.3     + 86.5
                            
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金          139,303       149,117       556,961        (+  8,347)
  銀           51,664        50,033       121,123        (-  1,548)  

 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。   
=======================================
・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ           9,816.49  - 115.48
       4日  91.69/72   1.1965/68    ・ナスダック          2,173.90  -  45.27
       7日  91.59/61   1.1917/19    ・10年米国債利回り      3.14  -   0.06
・NY原油 (10/ 7)  71.44 - 0.07    ・RJ・CRB指数     248.98  +   0.04
           (10/ 8)  72.77 - 0.03    ・SPDR保有金残高  1,286.36      0.00
---------------------------------------
 ニューヨーク金は大幅続伸、銀は急反発。終値の前週末比は、金が23.1~
25.9ドル高、中心限月の8月限は23.1ドル高、銀は86.3~89.3セント
高、中心限月の7月限は86.3セント高。
 金8月限は、金曜の高値を抜いたあと、逃避買いの解消で値を消したが、ヘッジファ
ンドとみられる大口買いでユーロ建て金相場が急伸し、3週間ぶりの高値を付けた。 
 銀7月限は、ドル高で金曜の安値を下回ったが、ドル反落や株価・原油の反発で持ち
直したあと、金の急騰を受けて売り方の狼狽買いを集め、金曜の下げを取り戻した。  

 ニューヨーク金8月限は、時間外取引を1222.5~1212.5ドルのレンジで
推移し、前週末比2.0ドル安の1215.7ドルとなった。押し目買いが先行し、先
週金曜の高値(1220.0ドル:立会い終了後の電子取引)を上回ったが、対ユーロ
のドル高で反落に転じた。押し目買いで地合いを強めたが、ドル反落や米株価指数先物
の上昇、原油の戻りで逃避買いの解消が上回り、マイナスサイドに転落した。SPDR
保有金残高が4月以来初めて減少したことも弱材料。                              

 立会いは前半、1212.1ドルまで地合いを弱めたが、ユーロ建て金に大口買いが
入ったことから時間外取引の高値を突破し、テクニカル買いを誘って値を飛ばした。ド
ル相場や株価に大きな変化はなかったが、ユーロ金(ユーロ建て金相場のこと)にマク
ロ・ヘッジファンドの大口買いが入った様子。欧州の公的債務問題や景気に対する悲観
的な見方が支援材料。先週の高値(1230.6ドル)を突破し、5月17日以来の高
値となる1241.7ドル(24.0ドル高:2.0%)まで値を飛ばした。 
 
 フランス中央銀行は、5月末の同国金準備を774億ユーロとし、4月末の693億
ユーロから80億5500万ユーロ増加と発表した。外貨準備は1364億ユーロで、
4月末の1135億ユーロから増加した。                                      

 ニューヨーク銀7月限は、時間外取引を1753.5~1719.5セントのレンジ
で推移し、前週末比9.6セント高の1739.5セントとなった。金曜の急落に対す
る押し目買いが先行したあと、欧州の公的債務問題や世界景気に対す悲観的な見方から
金曜の安値(1728.5セント)を下回ったが、売りが途切れて戻り歩調となった。
ドル安や米株価指数先物の上昇、原油の戻りをはやしてプラスサイドに浮上した。
  
 立会いは、1730.0セントまで押されたが、株価・原油の反発でプラスを維持し
て戻り歩調となったあと、金の急伸をはやして切り返した。売り方の買い戻しが殺到し
て金曜の高値(1803.5セント)を抜き、1821.5セント(91.6セント高
:5.3%)まで値を飛ばした。欧州の公的債務問題の広がりや世界景気に対する懸念
が根強いものの、金の急騰を受けてろうばい買いを集め、金曜の急落を取り戻した。
 
 CMEグループは、銀の投機家向け当初証拠金を5738ドルから6750ドルへ、
維持証拠金を4250ドルから5000ドルに引き上げた。7日引けの建玉から適用。

 6月4日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比5万6056オンス増の1079
万2050オンス、銀は45万9359オンス増加の1億1837万9037オンス。

                    (オーバルネクスト シカゴ/小形一郎)
Tags: ユーロ建て金相場, NY金, NY銀, CME

ご覧の記事は参考になりましたか?