FX取引を行うには口座が必要です。ただ口座といっても銀行の口座や証券会社の口座、FX専門業者の口座と様々なものがあります。そこで口座の違いについても確認していきましょう。
最初に確認したいのが銀行の口座です。銀行口座というのは、基本的にお金を預け入れるものになります。この口座に預け入れしたお金については、支払いや送金などにも利用できる形です。
さらに金利がつくため、預金しているだけで自動的にお金が増えます。様々なサービスに対して利用できるため、社会生活を送るのに欠かせないものだと言っていいでしょう。ただし1つ理解しておきたいのは、銀行口座を使ってFXへの投資はできないという点です。
次に証券会社の口座を考えてみます。証券会社は一般的に証券口座とも言われています。証券口座では株式投資や投資信託など、有価証券に対する投資を行うことを目的としたものです。
基本的に投資を行うための口座であるため、入出金と資産運用を行うことができます。銀行口座のように各種サービスの支払いに使うことはできません。
ちなみにその証券会社がFXを取り扱っている場合は、証券口座とは別にFX専用の口座を作る必要があります。これは有価証券への投資と、FXへの投資が別物だからです。
最後にFX専門の口座について考えてみます。FX取引を行うのであれば、この専門の口座を作る必要があります。できることはFXへの投資と、入金や送金のみです。
証券口座と同じく自動引き落としなどの口座としても利用できません。FXの取引をするにはこの専用口座が必要で、先ほどもお伝えしたように証券口座を持っていてもFXはできません。
FX専用の口座を作るためには、FX会社もしくは取扱のある証券会社に申込をします。その後に簡単な審査に通ることができれば、口座が開設できます。
日本国内のFX会社であれば20歳以上で、ある程度の資産があれば審査はそこまで厳しくありません。また金融機関へ融資の申込をするのではないため、定職に就いているか就いていないも関係ないのが特徴でしょう。
仮に専業主婦や学生など給与所得を得ていない人でも、投資ができるだけの資産があれば問題なく口座が持てます。ただ一部の会社では18歳以上でも口座が持てるのですが、かなり数は少なくなっているのが現状です。
銀行と証券会社、FX専門の口座についての違いでした。一般的に口座というと銀行口座のことで、こちらは資産の預金と各種サービスの支払いなどに使います。
証券口座とは株式投資や投資信託など有価証券への投資がメインで、FXを行うには専用の口座が必要です。
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